設定告知再び!?

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10年ぶりに広告規制が緩和されるようですね!

広告規制されている事をすっかり忘れておりました。それもここ数年、立て続けに業界にとってマイナスの事ばかりだったからでしょう。
ぱっと思いつくだけでも、、、MAXスペック禁止、禁煙(いい面でもある)、コロナ、と大変でした!あとまだ新札発行がありますが、、、

めちゃくちゃにやられましたが、今後はいい事が続きそうで良かったです!いい事のうちの一つ、今回の広告規制の緩和ですが、ざっくりとその内容は、

・屋台来店等の催し物の告知OK
・時差オープン告知OK(設備メンテナンスと言わなくて済む)
・祭りなどの行事を告知してOK、さらに店舗の週年などの告知もOK
・特定機種を推してOK
・店外(ネット上)での出玉ランキング発表OK。また、○○玉(枚)オーバー札を台上に刺してOK。据え置き示唆も可能!?

という感じです。○○玉(枚)オーバー札、懐かしいですね!
最低でも今後5年はこの状態が続く?そうですが、きっと設定示唆(札)もOKに、というかやり出すお店が出てきそうですね。

私自身はというと、設定示唆札や、閉店後の台オープン設定確認も体験しています。
知らない世代の方の為に説明も兼ねてここで一つ思い出話を、、、

私は当時、「○○ジ〇〇店」へよく通っていて、そこは営業中に設定示唆札を刺していました。
設定示唆札は、スロットの設定を示唆するような1~6の数字で、時には2or4or6などだったり、海物語の1~6の図柄だったり、、、といったものなんですが、その店では時間が進む毎に、より確度の高い示唆札を刺したりして集客していました。

例えば5台中1台に6が投入されている場合に、昼過ぎくらいに6じゃないが出てる台に社員さんがわざと4~6?みたいな札を刺します。本当の6には刺したり刺さなかったり、その時の状況次第でした。時には昼頃に平気で「1」を刺したりしていました。

するとどうなるかというと、例えば、出てはいるが低設定ぽい挙動の場合、早く辞めないと大恥をかくわけです。なぜならライバル達から「あいつはあんな看破が容易な機種ですら見抜けない」とバカにされるからです。

逆に、全く出ていないのに6だと確信、自分を信じて最後まで粘り18時頃からやっと巻き返し出して、20時頃に6の札が刺さったりなんかすると、本当に近くで「おお~!」と声が上がり一目置かれる存在になるのです。設定示唆札にはそういう効果があります。

また、設定示唆札だけではなく、閉店後に社員さんが台をオープンして本当に示唆札通りの設定になっているのか、確認させてくれるお店でした。

それで、そんなにスロットが上手くなくピン稼働の私でしたが、その店へ通い出してからは2~3日に1回は設定6に座れておりました。機械割120%だろうが構わず6が1/3~1/5で投入されるので、日に日にライバルが増えていっている状況でした。
ライバル達と機械割が高く設定看破しやすい機種の奪い合いが続いていて、奪い合いに負けるとバラエティの人気のない、機械割も6なのに105~106%しかない、みたいな機種しか残っていないみたいな状況でした。

ただ、なぜかその店の古くからの常連達は、あぶれた時でもバラエティの機械割の低い機種には目もくれませんでした。毎日同じ機種の同じ台番号に設定6札が刺さっているにもかかわらず、です。

そんな日々を過ごしているうち、仲良くなったライバルの人がいました。O君というのですが、彼は一見するとあしたのジョーのような風体で、常に黒烏龍茶を携えた、とてもニヒルで典型的な「人と同じ行動はしない」タイプでした。
雑誌の情報には頼らず自分だけの設定看破要素を準備していましたが、それでも設定6に座る率は非常に高く、常連からも意識されていたのです。

そんなO君がある日、

「バラエティの106%の機種、人気がないが、競争率の高い120%を追いかけるよりも確実に同じところに6が投入されている以上、狙うべきでは、、、?毎日打ったらどうなるんだ、、、カタカタ(計算の音)、、、月収100万越え!?ハハハ、バカな常連どもだ!明日から重役出勤で毎日打ってやる!」

そこからO君は抽選も受けず開店後に来店し、誰も触らない106%の機種を毎日打ち出したのでした。
しかし、それから数日してO君に調子を尋ねると青い顔で

「おかしい、、負けている、、」

それならという事で、それまでその店には信頼があったので、閉店後に設定確認はしていなかったのですが、初めてやってみよう、という事になりました。

その日も散々やられたO君が閉店後に社員に設定確認を依頼すると、、、

「承知しました!」

と笑顔で返答。

「やっぱり大丈夫そうだな、単に試行が足りないだけか、、」

少し安心するO君でした。

いざ台を開けてみるとそこに表示されたのは、、、、


「1」


どういう事かと詰め寄るO君に、その社員は顔色一つ変えずに、


「人間がやる事なので間違いはあるでしょう」






※当チームではスロットの打ち子さんは募集しておりません。